与板城は、上杉景勝の家老「直江兼続公」の居城でした。
西山丘陵のほぼ中央部に位置し、中越を一望に収め全山すべて自然に城郭の型をなし、さらに人工を加えた豪壮な山城です。ここで兼続は、直属の家臣団「与板衆」とともに越後の国づくりを進めました。
実城(本丸)は104mの山頂にあり、そこへ向かう道の途中には、賢妻として知られていた兼続の妻・お船の方にまつわる「おせん清水」の跡が今も残っています。
兼続が会津移封にあたり植樹した5本の杉のうちの1本だと伝えられる樹齢400年の「城の一本杉」など、往古を偲びながらの眺望は素晴らしい。
登山道も整備され、誰もが容易に登ることのできる遊歩散策の地でもあります。
一緒に登ってみよう
与板城跡へ
与板城跡へは登山道が整備されています。大人の女性でも約20分で登ることができました。
城の一本杉
兼続公が会津移封にあたり植樹した5本の杉のうちの1本だと伝えられる樹齢400年の「城の一本杉」。
400年も与板を見守ってくれてるんだね
おせん清水
お船の方が用いた清水(おせん清水)
看板に書かれていること
直江兼続公の夫人、おせんの方は三歳年上の姉さん女房でとても賢い女性でした。
兼続との間に一男二女の子供がおり、夫婦仲も非常によかったようです。上杉景勝の子で第二代米沢藩主である定勝の信頼も厚く、米沢では3000石もの領地をあたえられました。
おせんの方は、この清水でお茶をたてられたと伝えられており、「おせん清水」と呼ばれています。
おせん清水の近くまで行くことはできません
堅堀
堅堀(たてぼり)
台地斜面や山の斜面に等高線と直角に掘られた空堀(水をいれていない堀)で、斜面を敵部隊が移動するのを妨害するためのもの。
曲輪
曲輪(くるわ)郭(くるわ)
城域を塀・土塁・堀などで囲った一区画。
門跡
門跡
実城(本丸)へ続く門の跡。
直江兼続公直筆書の碑
”望む所の事は信の一字なり”と書かれているよ
写真など
与板城跡音声案内
- 与板城跡解説
- 天地人ああ兼続
- 風のたまゆら
ボタンを押すと解説や音楽が流れるよ♪
おまけの音声
与板城跡は自然ゆたかでウグイスの声が聞こえます。
5秒の動画ですが音声をお楽しみください
与板城へのアクセス
所在地 | 〒940-2402 新潟県長岡市与板町与板乙835 |
アクセス | ・長岡駅大手口バス停12番線より与板バス乗車「上与板バス停」下車 与板城入り口まで徒歩10分 ・関越自動車道長岡I.C.より車で20分 ・北陸自動車道長岡北スマートICより車で約5分、中之島・見附ICより車で約15分 |
駐車場は少し離れた場所にあります。
与板城跡駐車場案内看板が出ていますので、看板に沿ってお越しくださいませ。